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2026.09.08
ARTEC FADE1020
FADE1020|フェードの毛溜まりを狙って整える。刃先10%・刃元から刃中20%のセニングシザー

Instagramをご覧いただきありがとうございます。
フェードスタイルを仕上げていく中で、ラインが残っているわけではないのに、ほんのわずかに「重く見える」「黒く見える」部分が気になることがあります。
もう少しだけ取りたい。
でも、取りすぎればせっかく作った濃淡のバランスが崩れてしまう。
そんな最後の数%をどう整えるかは、理容師の技術だけでなく、使う道具にも繊細さが求められる仕事です。
FADE1020は、単に梳き率を設定したセニングではありません。
刃先4本は約10%、刃元から刃中は約20%。
一本のセニングの中に異なる梳き率を持たせることで、「どこに刃を当てるか」によって仕事を変えられるように設計しています。
フェードで残った毛溜まりをピンポイントで整えたい時。
通常の毛量調整をしたい時。
質感を整えながら仕上がりを詰めていきたい時。
FADE1020がなぜ刃先10%・刃元から刃中20%という設計なのか。
そして、その違いが実際のフェードワークでどう活きるのかをご紹介します。
1. フェードの最後に残る「もう少しだけ」に応える
フェードは、ただ短くすれば完成するスタイルではありません。
長さの異なるゾーンをつなぎながら、濃淡を整え、頭の丸みに合わせて自然なグラデーションを作っていく。
細かな仕事を積み重ねていくからこそ、仕上げの段階になると気になってくるのが、わずかな毛溜まりです。
そのまま残せば、自分の中で納得できる仕上がりにならない。
FADE1020が考えているのは、まさにこの場面です。
残したいところは残し、気になるところだけを狙う。
フェードの完成度を最後にもう一段詰めていくための、繊細な調整を考えて設計しています。
2. なぜ刃先4本を約10%にしているのか

FADE1020の大きな特徴が、刃先4本を約10%の梳き率に設定していることです。
フェードの仕上げで毛溜まりが気になる部分には、ハサミの先端を垂直に当て、必要な場所を狙いながら細かく調整していきます。
ここで重要になるのが、「一度に取りすぎない」ということ。
フェードは、すでに細かな濃淡を作り込んだ状態から調整することが多いため、大きく毛量を取るのではなく、仕上がりを確認しながら少しずつ詰めていきたい場面があります。
そこで刃先側を約10%に抑えています。
気になる場所へ刃先を入れ、少し取る。
一度確認する。
必要なら、もう一度入れる。
一度で仕上げようとするのではなく、理容師自身が仕上がりを見ながらコントロールできる余白を残す。
それが、FADE1020の刃先に持たせた役割です。
3. 刃元から刃中は約20%。一本の中で仕事を切り替える

FADE1020は、刃先だけに特徴があるセニングではありません。
刃元から刃中は約20%。
刃先側とは異なる梳き率を持たせることで、通常の毛量調整や質感調整にも使えるようにしています。
ここがFADE1020の面白さです。
刃先を使えば、約10%で繊細に。
刃元から刃中を使えば、約20%でしっかりと。
つまり、別々の仕事をするために道具を持ち替えるのではなく、一本の中で「どこを使うか」を変えることで仕事を切り替えるという考え方です。
もちろん、FADE1020はフェードワークだけにしか使えないセニングではありません。
通常の毛量調整や質感調整にも使えるため、フェードを仕上げた後、そのまま別の調整へ移ることもできます。
「フェード用」という名前を持ちながら、日々のサロンワークでも使える。
専門性と汎用性を一本の中で両立させていることも、FADE1020の特徴です。
4. 「梳き率が違う」のではなく、「当てる位置で仕事を変える」
FADE1020を数字だけで見ると、
「10%と20%、二つの梳き率を持ったセニング」
と説明することもできます。
しかし、ARTECが本当に伝えたいのは数字そのものではありません。
大切なのは、理容師が刃を当てる位置によって、取り方を選べることです。
フェードの毛溜まりをピンポイントで整えたいなら、刃先を使う。
もう少し広く毛量や質感を調整したいなら、刃元から刃中を使う。
その判断を、一本の道具の中で行える。
シザーが技術者に仕事を押し付けるのではなく、技術者自身の判断に道具が応える。
FADE1020は、そんな使い方を考えて仕立てています。
5. 逆刃×メガネハンドル。理容師の仕事から考えた設計

FADE1020は、逆刃のメガネハンドルを採用しています。
フェードワークでは、毛溜まりの位置や頭の丸みに合わせて、シザーを入れる方向や角度を細かく変えていきます。
だからこそ、梳き率だけではなく、実際に理容師がどのように持ち、どのように刃を当てるのかまで考えることが重要です。
FADE1020は、「数字上のスペックを特徴にする」のではなく、実際の仕事の中でどう使われるかを起点にしています。
道具が目立つのではなく、技術者の判断を邪魔しない。
必要なところへ入り、必要な量を調整する。
そのための形と機能を、一つひとつ組み合わせています。
6. FADE1020はこんな理容師におすすめ
- フェードの仕上げで残る毛溜まりを細かく調整したい方
- セニングで取りすぎることを避けたい方
- 必要な部分だけをピンポイントで狙いたい方
- フェードだけでなく通常の毛量調整や質感調整にも使いたい方
- 道具を持ち替えすぎず、一本の中で仕事を切り替えたい方
- 自分の目で確認しながら、仕上がりを細かく詰めていきたい方
FADE1020は、ただ毛量を減らすためのセニングではありません。
どこを残し、どこを取るのか。
その判断を大切にする理容師のための一本です。
FADE1020についてのお問い合わせ・購入相談
フェードの仕上がりを詰めていくほど、最後に必要になるのは大きな変化ではなく、わずかな調整です。
もう少しだけ取りたい。
でも、取りすぎたくない。
FADE1020は、その繊細な判断に応えるため、刃先4本を約10%、刃元から刃中を約20%に設計しています。
「今使っているセニングとの違いを知りたい」
「自分のフェードワークに合うか相談したい」
「10%と20%を実際にどう使い分けるのか詳しく知りたい」
そんな疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。
ARTECでは、スペックだけでシザーを選ぶのではなく、普段どのような技術で、どのような場面に使いたいのかを伺いながら、道具選びをお手伝いしています。
FADE1020についてのご質問・購入のご相談は、お問い合わせフォームまたはInstagramのDMよりお気軽にご連絡ください。


