研ぎ・修理

当社のメンテナンスのこだわり

弊社のポリシーは、ただハサミを販売する事が目的でなく、顧客様と長くお付き合いしたいと思っています。
そこで、既にお客様が使用しているハサミ(日本製)の有料メンテナンス管理を致します。
どんな高価な使い勝手の良いハサミでも、時が経てばメンテナンスが必要になります。
高価なハサミほど、高い技術をもった職人の力量が求められます。
安易にメンテナンスを頼んで後悔した経験をお持ちの方が数多くいらっしゃるのが現実です。
高品質なハサミを最初に使用した時と同じような切れ味、フォルムに近づけます。
後継者等の問題で、ここ数十年の間に国内の優良メーカーが数多く業を止め、その影響をまともに受け困っているユーザーを見かけます。
メンテナンスのスピードも流通取引の簡略化で、世界中のどんな地域でも、3週間以内で戻せるように致します。
最後に弊社製品のコンセプトは、切れ味はもちろん、ファッション性、斬新生、経済性、安全性にあると思っています。

 他社様の製品も承ります。

調整&研磨

S(~5.49インチ)

¥3,000 (税込3,300)

M(5.5インチ~6.49インチ) ¥3,300(税込¥3,630)
L(6.5インチ~) ¥3,800(税込¥4,180)
T(セニング)

¥3,800(税込4,180)

アーテック製色付きシザーズ 研磨代+¥1,000(税込¥1,100)
ダマスカス鋼、ステライト鋼 研磨代+¥1,000(税込¥1,100)
ナルト、ハイネッタ等超高級バサミ 研磨代+¥1,000(税込¥1,100)
キューティクルニッパー ¥3,000(税込¥3,300)
プッシャー ¥1,500(税込¥1,650)

研ぎの工程

01

ハサミ、分解及び洗浄

ハサミ体、ネジ穴に付着した日常の汚れを超音波で衛生的に洗浄します。

02

表刃中仕上げ

刃こぼれ・刃線・刃角度の修正を行います。

03

裏磨き

裏スキ部の傷と汚れを取り除きます。

04

調整

ハサミの歪みやヒネリを確認し修復・調整します。

05

裏刃研ぎ(中仕上げ)

開閉により摩耗を受けた裏刃を修復します。

06

表刃超仕上げ(刃付け)

刃材の特性や用途に応じた刃角度にて刃付けをします。

07

裏刃超仕上げ

5.の裏刃研ぎ(中仕上げ)の鋸歯を仕上げ砥石にて細かくしていきます。

08

磨き

ハサミ全体の磨き工程を行いキズを取り除きます。

09

洗浄

ここまでの工程で付着した研磨材等を洗浄します。

10

パーツの点検及び交換・修理

破損しているパーツは交換、ヒットポイントも交換することが出来ます。(当社製品以外は部品代別途)

11

組み上げ

分解されていたハサミパーツを組み上げ、静刃と動刃の合わせを調整します。

12

刃先の先端詰め(丸め)

刃先の尖刃先の尖りやズレを修正します。

13

最終仕上げ

鋸歯を整え、最終的な切れ味を出して行きます。

14

検査・梱包

試切用布(綿100%)を切り、切れ味や開閉感、全体の歪み等を検査し梱包いたします

15

出荷

郵送に耐えられるように梱包して出荷いたします。

日頃のお手入れ

ハサミの寿命は半年~1年間隔でメンテナンスした場合、およそ10年から15年です。愛着のあるハサミをより長く使いたい!常にハサミを良い状態にして、お客様の希望の髪型を実現してあげたい!と思う美容師・理容師さんは多いはずです。
それを実現するには、日頃のメンテナンスが必要です。
メンテナンスを怠るとサビによる切れ味が悪くなる、刃が欠ける要因にもなってしまう可能性があり、大事なお客様のスタイリングが思ったように決まらず、結果として再来店して頂けないという最悪の結果も生みかねません。ハサミは繊細です。「毎日就業後に拭く」「オイルを塗る」「専門業者に研いでもらう」など丁寧な日頃のお手入れは、とても大切です。

具体的なメンテナンス方法

1日の終わりにしてほしい事

比較的簡単にメンテンナスできる方法をお伝えします。

(1)刃の裏部分に専用オイルを2、3滴垂らしティッシュなどで伸ばします。
営業日まで拭き取らずにそのままの状態にしておいてください。
オイルがハサミの酸化や劣化を防いでくれます。

注意点:あまりたくさん塗らないことです。刃が滑りすぎてしまい逆効果になる可能性があります。適量(2、 3滴)で大丈夫です。また、オイルはしっかりふき取った状態でハサミを使用ください。

効果:刃の長切れ、錆びにくくする、開閉しやすくなる。
頑度:毎日営業後
使用オイル:アーテックシザー専用オイル(粘度の弱い椿油でも代用は可能です。)

さびを溶かす、鉄を腐食させてしまうような、硫黄分が含まれるオイルはおすすめできません。
KURE5-56は錆を溶かすためのオイルですので、絶対に使用しないでください。

(2)開閉がきつくなった際は、触点部分から数滴のオイルを垂らし刃が空切りにならないように開閉します。 するとネジに詰まつていた毛髪類が出てきます。
出てこなくなるまで続けてください。
開閉がすごく楽になります。

(3)仕事始めの前に塗っておいたオイルをセーム革で拭き取ります。

専門業者による研ぎ・修理

日頃よりメンテナンスを行っていたとしても使用頻度や老朽化に伴い、次のようなケースが起こりうる場合もあります。その場合は、まだ切れると思わず、なるべく早く専門業者にハサミを研ぐなど依頼して対処してください。

  • カット中に引っかかる
  • カット中に髪を噛んでしまう。
  • 刃がザラザラする

刃こぼれが浅いうちに研磨すれば研磨も浅くすみますので刃の減りが少しで済みます。
刃こぼれを我慢して使い込んでしまうとどんどん深くなり、研磨する際に刃こぼれの底辺に合わせるため、減りが早くなります。
メンテナンスのコストは発生しますが、早めにメンテナンス出されることをオススメします。

また上記の症状がなくとも、車の車検や人間ドックのように定期的なメンテナンス(3~6ヶ月毎)がベストです。

メンテナンスの注意点

ハサミを分解した方が良いの?

ハサミは細かい部品がたくさんありますので分解はオススメいたしません。
オイルでなんとか対処できます。
どうしても分解したい場合は、ハサミメーカーにに依頼するか、しっかりレクチャーを受けた後、行ってください。

カット中にネジを緩める、絞めるとどうなる?

ネジを緩めすぎてしまいますと押し切りしてしまい手を痛めます。
尚ハサミを開閉した際に遊びが大きくなりますので刃どうしが当たり欠けてしまう恐れがございます。